Post-Truthという政治はどこからやって来るのか

塩田潤(ReDEMOS / 神戸大学大学院) 古谷千尋(ReDEMOS)

Post-Truthと言われて久しい。しかし、それが何であるか、どうして発生して、どう対処すればいいのかについての議論が蓄積されているとは、あまり言えない。ここでは、その背景としての新自由主義がもたらしたものに注目たうえで、それに対抗すべく、労働組合をはじめとした「民主的政治空間」の現代的復権が必要であると考える。 » 本文を読む

2017年2月2日 | アメリカ大統領選

トランプ大統領は日本にとって対岸の火事なのか

古谷千尋(ReDEMOS)

トランプの勝利は日本にとって「対岸の火事」? その勝利の背景として確かにある経済格差や政治への不満、ミソジニーやレイシズムといった社会状況は、日本にとっては遠巻きに見ていられないものです。またTPPは破棄されても、今度は「二国間協定」が待っていると言われています。「トランプ大統領」が日本に語るものを考えます。 » 本文を読む

| アメリカ大統領選

全5回―
米大統領選レポート Part-5
トランプ政権は何をもたらすのか

米大統領選レポート最終回である今回は、アンチ・リベラリズムの統治が何をもたらすのかについて。トランプ政権は今後、ロシアや中国のような寡頭支配を後追いする可能性が高く、このせめぎ合いに日本も巻き込まれることになりかねない。「右傾化のステルス作戦」に惑わされない、グローバルな連帯にもとづくリベラルの運動が求められている。 » 本文を読む

2017年1月17日 | アメリカ大統領選

全5回―
米大統領選レポート Part-4
トランプはなぜ勝利したのか

第四回となる米大統領選レポートは、トランプの勝因について。トランプのアンチ・リベラルの分断統治の手法は、一部の熱狂と少なからぬ保守層の黙認をもって迎えられた。その一方でクリントンは、リベラリズムに幻滅し、政治に背を向けた市民の票を接戦州で取りこぼしてしまった。自由や民主主義といった理念への信頼の回復が急務である。 » 本文を読む

2016年12月28日 | アメリカ大統領選

若者の貧困は自己責任なのか

諏訪原健(ReDEMOS / 筑波大学大学院)

僕にとっては「当たり前」だった「若者の貧困」を、今回は「社会問題」として考えてみたい。背景には日本型の生活保障システムの機能不全がある。すなわち、この問題は社会的に生み出されたものなのだ。「自己責任」と問題を棚上げするのではなく、この社会に生きる全ての人に関わる政治的課題として、「若者の貧困」は存在している。 » 本文を読む

2016年12月26日 | 若者の貧困

日本のイマドキ大学生の奨学金事情

亀井もも(大学生)

いまや「大学全入時代」。大学生のうち、およそ半数近くが奨学金を借りています。しかし日本の奨学金のかたちは給付型でなく貸与型、国際的には「学生ローン」と呼ばれるものです。こうした日本の奨学金のかたちが、私たち大学生にとって大きな壁になっていること、知ってましたか? わたし自身の話も交えながら、考えてみたいと思います。 » 本文を読む

2016年12月20日 | 若者の貧困

私たちが女子力にもやっとする理由

溝井萌子(ReDEMOS / 大学生)

「女子力」、「女は美しくあるべき」、「可愛いだけじゃだめだ、年相応のいい女になれ」・・・。生きているなかで、私たち女性は当たり前のように「女はこうあるべき」を強要されています。だけれども、私たちは女性や男性であるまえに個人であり、個人として生きたいはずです。この社会の「常識」、ちょっと立ち止まって、考えてみませんか。 » 本文を読む

2016年11月27日 | 女性の権利

女性議員が少ないことの何が悪いの?

三浦まり(上智大学教授 / 政治学)

日本の国会は、女性議員が少ないのが特徴です。女性議員比率は衆議院で9.5%で、これは193カ国中157位という低さです。女性が議員になりにくい仕組みが、日本に根深く存在しているということです。上智大学教授の三浦まり先生は、「政治に多様性をもたらすような女性議員の増やし方」について真剣に考える必要があると指摘します。 » 本文を読む

2016年11月26日 | 女性の権利

ミソジニー(女性に対する嫌悪・偏見)ってなに?
トランプの勝利が明らかにしたこと

アメリカの大統領は国内の統合の象徴としての意味合いをもっています。しかし、数々の女性蔑視的発言など、ミソジニーを体現する候補であったドナルド・トランプが、大統領選で勝利しました。アメリカ社会の根強いミソジニーが露呈した今回の大統領選を、私たちはどのように捉えればいいのでしょうか? 日本も決して他人事ではありません。 » 本文を読む

2016年11月21日 | アメリカ大統領選 | 女性の権利

TPP 衆議院採決は早すぎる

竹内彰志(ReDEMOS / 弁護士)

TPP採決のプロセスについて、弁護士の竹内彰志先生に寄稿していただきました。とくにISD条項については、国会で議論が進んでいるとは全く言えません。日本の税金が海外に流れるようなことは避けるべきですし、何よりそうした事態を防ぐためにも、より深まった議論と、そのための時間が不可欠です。衆議院での、さらなる議論が必要です。 » 本文を読む

2016年11月5日 | TPP

TPP審議入り―
経済効果は怪しく、打撃は大きい

森原康仁(三重大学准教授 / 経済学)

TPPの経済効果について、三重大学経済学部准教授の森原康仁先生に寄稿していただきました。TPPは「自由化」の文脈で語られ、経済性がアピールされる一方で、「対中国」を強く意識した内容となっています。GDPに対する寄与度や農水省試算などを検証し、TPPが日本にとってプラスなのか、それともマイナスなのか、見ていただきます。 » 本文を読む

2016年10月9日 | TPP